言わずと知れた、jacques durand(ジャックデュラン)を代表するモデル「paques(パック)」。
フレンチスタイルの代表格、パントスタイル。
そのトラディショナルなスタイルを現代的に昇華させ、量感がありエッヂの利いたブロッキーな造形が唯一の世界観を持つjacques durand(ジャックデュラン)。
印象的なブリッジの造形や目尻の重心を上げる智のラインなどに、デザインセンスを感じます。
jacques durand(ジャックデュラン)製品といえば、表面に施されたマットな肌感のヘアライン仕上げ。
故ジャックデュラン氏は、フランスの現代芸術家のPierre Soulages(ピエールスーラ―ジュ)のことを、とてもリスペクトされていたそうです。
この作品からは “影響” と “魅了” が強く感じ取れますね。
本国仕様 “106” のシルエットは、レンズシェイプがラウンドぎみのパント。
小さなレンズサイズや丸ではない絶妙なレンズシェイプ、ブリッジや智など完成度の高い素晴らしいデザインですよね。
先に触れたマットなヘアライン仕上げはjacques durand(ジャックデュラン)製品のアイデンティティのひとつですが、艶やかなポリッシュ仕上げも幾つかのカラーに採用されています。
透明感とグロス感が量感のあるフレームを軽やかにみせ、肌映りを明るくもしてくれます。
そして、アジア仕様 “506” は、ややオーバルぎみのレンズシェイプが印象を穏やかにみせます。
ブリッジ位置が高くハイブリッジスタイルにもみえますが、ここは錯覚の範囲です。
目尻のラインは吊り上がりを抑え、目元の印象は柔らか。
前枠の幅はわずかな違いで、ほぼ同サイズ。
装用感への影響は微々たるものですが、レンズ幅とブリッジ幅の違いが表情を激変させる大きな要素です。
普段、当店では「paques 106」のみのセレクトしています。
「本国仕様が圧倒的に洗練されている」と思う、僕個人の好みゆえ。
トランクショウ期間中は、「paques 506」も多数ご覧いただけますので、是非ともお掛け比べいただき各モデルの魅力を感じてください。
- jacques durand TRUNKSHOW -
期 間:11月30日(木)~12月7日(木)
時 間:10:00~19:00
店休日:水曜日
ニシダ