日本国内におけるjacques durand(ジャックデュラン)の人気が再び高まっています。
約10年ぶりに再注目されているjacques durand(ジャックデュラン)ですが、その魅力はブランド設立以来 変わることなく世界中の眼鏡人を魅了し続けています。
jacques durand(ジャックデュラン)の存在を日本に知らしめた立役者、教授の名を語らずにはいられません。
40代、僕の世代、そして60代以上と大人世代の方ほど、そうであることは間違いないでしょう。
「ラストライブ」を編集したものが、先日NHKで放送されていましたね。
御覧になった方からjacques durand(ジャックデュラン)商品のお問い合わせも多数いただきました。
やはり「かっこいい大人」のアイコンに違いない坂本龍一氏。
身に着けている物に注目されている方も多いのですね。
話が脱線しますが、先日 高橋幸宏さんが亡くなられた悲報が伝えられていました。
僕が思う「かっこいい大人」の一人でした。
YMO世代の一人として淋しさを感じています。
教授には元気になり、まだまだ活躍してほしいと願うばかりです。
話を戻します。
20~30代の御客様にもお問い合わせをいただきます。
お若い世代には、近年のフレンチヴィンテージ人気の高まりと共に、jacques durand(ジャックデュラン)商品の魅力を重ね合わせていただいているのではないかと感じています。
フランスの古い時代の眼鏡デザインに対する敬意があらわれているjacques durand(ジャックデュラン)のデザイン。
ジャック氏の感性で現代的かつミニマムに仕上げられた製品は、唯一の世界観を持つ魅力に溢れたものばかり。
象徴的な存在である人気モデル『paques(パック)』をはじめ、数々の秀逸なモデルがあり多くのコレクションを展開しています。
model.quelpaert
model.paques
model.tour portalet
フレーム上方に直線的なラインを持つモデルは「これぞヨーロッパデザイン」と思わせる特徴があり、アヴァンギャルドで洗練されたスタイルがとても魅力的です。
我々アジア人の顔立ちでは「ちょっと掛けこなせないかな」と感じるデザインもありますが、多彩な商品には圧倒されるばかり。
当店で取扱いを始めて以来、多くの御客様から支持をいただいているjaques durand(ジャックデュラン)。
やはり高い人気を誇るのは「paques(パック)」です。
「paques(パック)」発表当初の本国仕様 “106”
アジア圏、特に日本に向けてリリースされたアジア仕様 “506”
二つのモデルで展開されている「paques(パック)」ですが、弊店「眼鏡と、」では本国仕様 “106” のみをセレクトしています。
基本的にアジア仕様 “506” を仕入れることはありません。
欧州車好きの僕は、本国仕様に拘って乗りたい性分です。
眼鏡も車も、何事もオリジナルがカッコいいと思うタイプなのです。
二つの「paques」、その違いを改めて御紹介します。
上が “106” 下が “506” です。
レンズシェイプや智(目尻の飛び出た部分)の線が違うことで、印象は大きく違いますよね。
あくまで個人的な感想ですが「106」の洗練された雰囲気は、とても秀逸です。
定番にして最強のマットブラック
教授の愛用カラーでもあるトーキョートータス
クラウンパントモデル「PRASLIN」
使いやすいパントデザイン「LEVANT」
本当に多くのメガネブランドが世にある中で、唯一の世界観を持つjacques durand(ジャックデュラン)。
フラットなフロント枠とエッヂの利いたシルエット。
そして、シャーリング加工されたマットな表面と艶のある内側面との異なる質感。
引き算のデザインが生むミニマルな造形は、その製品のレベルの高さがあるからこそ成り立ちます。
クリエイティブな部分と製品としてのバランスが良いことは、長きにわたり世界中の多くの眼鏡ファンから支持され続けていることが証明しています。
jacques durand(ジャックデュラン)を詳しく御紹介したブログもご覧くださいませ。
『ジャックデュランの世界 -OUR COMMITMENT-』
また、ジャックさんが尊敬してやまなかった『黒と光の画家』ピエール・スーラ―ジュ。
ジャックデュラン製品のシャーリング仕上げなど、とても影響を受けていることが感じられます。
作り手であるジャックデュラン氏を知ることで、製品の魅力が一層増し愛着も深まります。
*残念ながらジャックさんは、昨年逝ってしまわれました。
是非とも、ジャックデュランを店頭でご覧くださいませ。
ニシダ